成功事例
<文化アパートの買い取り事例2>
【家主さんの状況】
親から相続した築40年の木造文化アパートを所有していました。部屋数は12室あり、10室が入居中で賃料収入も満足しておりました。
しかし、少し前に起こった大きめの地震で壁にはひび割れができ、各部屋の玄関ドアと室内の建具が閉まらなくなりました。そこで工務店に相談して修繕していただくことになったのですが、「建物自体が傾いている」と言われ修繕にはかなりの費用が必要とのことでした。でも、入居者がおりますのでこのままにしておくこともできず、応急処置として玄関ドアと建具は開閉できるように修繕してもらいました。しかし、入居者から建物が傾いていては安心して住むことができないので、しっかり修繕してほしいと要望されていました。
【困っていた点】
- ・建物の傾きを修繕するには、建て直すほどまでの費用ではないが、かなりの費用が必要である
- ・もし建物の傾きを直すのであれば、入居者が入っている状態では工事費が高額になる
- ・アパートを修繕もしくは解体するにしろ、入居者を移転させる補償費用は捻出できない
- ・万が一、この状態で次の地震が発生し建物が倒壊して入居者が負傷あるいは亡くなるようなことがあれば、家主の責任が問われないか心配である
【解決方法】
これ以上不安を抱えたままでアパートを所有しておくことは無理なので、一日でも早く売却しようと専門の買い取り業者に連絡しました。思っていたよりも高く買い取り価格を提示され、現状のまま売却ができました。
【売却して】
次の地震が発生した時のことを考えると、本当に怖かったです。肩の荷がおりて本当に良かったと思います。その後、買い取り業者が入居者に対して移転補償を支払い、移転していただいたとのことで、現在はキレイなマンションが建っています。