「大家として古いアパートを経営しているけど、資金繰りが大変でそろそろ売却したい」
「古いアパートをできるだけ高く売る方法を知りたい」
「古いアパートだとなかなか売却先が見つからずに売却が難しいと聞いたけど売却できるのだろうか?」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
アパートの周辺環境の変化によりアパート経営が困難になったり、建物が古くて入居者が決まり難かったりアパート経営そのものに疲れを感じたりと、人によって売却したい理由は様々です。
いずれの理由であっても古いアパートを売るのであれば、高く売りたいものですよね。
そこで今回は、古いアパートを経営している大家さんに向けて、アパートの売却方法や、高く売る方法について解説します。
□アパートの売却方法
アパートの売却とひと口にいっても、その方法は大きく分けて「そのまま売却する方法」と「リフォームしてから売る方法」の2つがあります。
各売却方法とも押さえておくべきポイントやメリット、デメリットがありますので、
2つの方法をご覧いただき、どちらの方がよさそうか参考にしてみてください。
*そのまま売却する
メリットとして以下のものが挙げられます。
・建物の解体の手間や、解体にかかる費用を省ける
・土地の固定資産税が古いアパートの存在によって安くなっている
・今後、古いアパートをリフォームするか、解体するか、そのまま使うかなどの選択の自由を買い手に提供できる
一つ目以外は買い手側のメリットと言えますが、不動産の売買において、買い手にいかにメリットを感じてもらうかはとても重要です。
一方でデメリットも存在します。
・売却価格が低くなる可能性がある。
・アパートによっては買い取ってくれる業者が少なく、仲介業者を通した売却だと売却までにかなり時間がかかる場合がある。しかも買い手が見つかるか分からない。
特に古いアパートを売却しようと考えている方は、買い取ってくれる業者が少なかったり、自分が想定していた金額よりも安かった※ということが起きますので、不安な方は売却前に必ず築古不動産に特化した不動産会社に相談するとよいでしょう。
*リフォームして売ると、高く売却できるのでしょうか
家に対するニーズも多様化していて、レトロな雰囲気の部屋を好む層も存在します。
ただし、あくまでもニッチなとても限られた需要ですし、周辺地域の町並みとの調和も影響してきます。
仮に周囲が綺麗な古い町並みで、周りの風景に融合するようなレトロなアパートでしたら可能性も無くはないですが、とても稀なケースです。
もし、周囲が最新設備の新しい住宅や築年数の浅い建物が並ぶ地域なら、その中に存在するレトロなアパートは、ほとんどの人にとっては「ただの古い建物」と感じられるはずです。
□高く売るポイント
*築年数の節目前
不動産売買のポータルサイトなどでは、不動産の買い手のほとんどは築年数を5年刻みで探します。
築年数10年以内、20年以内のような条件で検索するので、売却を考えるのであればこういった年の節目の前に行動することで高く売れるかもしれません。あくまでも可能性があるというレベルですが。
*購入してから5年以降
譲渡所得税といって不動産を売却したときに出た利益に対して課せられる税金が存在します。
購入してから5年未満は約40%で、5年以上は約20%の税金がかかります。
この差は、高額な不動産において数百万円単位で変わってくるので、購入してから5年以降がおすすめです。
※注意)法人名義の物件の場合はこの限りではありません。
*修繕工事
アパートの大家さんは、入居者が安全に暮らせるように防災対策や老朽化修繕を行う義務があります。
建物の防水工事や外壁塗装工事で数百万単位の費用がかかってきます。
これらの修繕工事が必要になるタイミングが売却の判断基準になります。
*古い不動産物件が得意な専門業者に相談
古いアパートを売却する際には、売買物件の中でも築古不動産の扱いに慣れた不動産会社を選ぶことが肝心です。
古いアパートを解体して更地での売却を考えている場合、現在の入居者の立ち退きなど、大きな労力や経験が必要になる可能性があります。
その際、経験豊富な不動産会社に依頼することで、あらゆる手続きがスムーズに進むでしょう。
□まとめ
今回は、古いアパートの売却の際のポイントについて解説しました。
思い切って古いアパートを売ることで、新しい生活を始められるかもしれません。
この記事を参考にして、アパートの状態や周囲の情報をもとに、どうしたら高く売れるのかを分析してみてはいかがでしょうか。
また、当社では地主さんや大家さんの不安や悩みを解決するお手伝いをしております。古いアパートを所有してお困りごとなどがありましたら、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。