今回は、「相続で息子を困らせたくないな」という築50年のアパート一棟の売却をご相談いただいた方の体験談をご紹介します。
□築50年のアパートの売却を考えていた当時の状況
私は58歳、妻57歳の夫婦で暮らしています。
息子が2人いますが、2人とも大学を卒業して独り立ちしている状態です。
私の父が高齢で生前整理なども考え始めているのですが、父が所有しているアパートをどうするかという話になりました。
父が所有しているアパートは築50年が経っていて、最近空室が目立っていました。
築50年なので、何度か修繕やリフォームをしていたみたいなのですが、私から見ても古さが目立ちます。
私には兄弟がいないので、高齢の父に代わり私がこのアパートを管理することになったのですが、築年数が古すぎるのと管理しきれないこともあって、父とも相談したうえで売却を検討するようになっていました。
□築50年のアパートの売却で困っていた点
*買い手がなかなか見つからない
はじめにどれくらいの金額で売れるのかを知るためにいくつかの不動産会社に話を聞きに行くことにしました。
しかしどの不動産会社でも、アパートの築年数が古すぎるためか取り扱いをやんわり断られてしまったり、査定してもほとんど金額が付かないということでした。
そんな中で一社だけ引き受けていただき、買主を探してくれることになりましたが、出してくれた価格が最適かどうかわからず、「とりあえず売れるのであればいいか」と自分を納得させて依頼することにしました。ところが、内覧の申し出が一つもなく、時間だけが過ぎていったのです。
なかなか売れない状況に我慢できず、依頼した不動産会社に相談に行きました。すると、築年数が古くて入居率が悪いため収益物件としては魅力が少ない事、入居者が数名いるので建て替えなどを考えると、立ち退き料の支払いや時間と労力もかかるため、値段をもう少し見直さないと難しいと伝えられました。
*改装工事の費用を出せるほどお金に余裕がない
築年数や設備が古すぎるので、改装工事をして内装を新しくすることを提案されましたが、私は普通の会社員なので、アパート一棟を改装できるほどの費用は用意することができませんでした。
アパートの売却価格に改装費用を上乗せすることも頭に思い浮かびましたが、内装が綺麗になったとしても築50年の物件に問い合わせが殺到するとは思えず、どうすれば良いのか…解決する方法が見つかりませんでした。
□築古物件専門の不動産会社に相談することで、売却までがスムーズに
仲介を引き受けていただいた不動産会社への依頼を取り下げ、一から自分で探すことにしました。
しかし、知り合いなどに聞いてみたものの不動産の売却を経験した人が見当たらず、手詰まりでした。
そんな中、仕事の合間にパソコンで「アパート 売却」などの検索ワードで調べていると、私と同じように親から引き継いだアパート一棟を売却できた事例を見つけたのです。
その人は東京の方のようで、不動産会社も東京の会社だったので、私は依頼することはできませんでしたが、築年数の古い不動産を専門に取り扱っている不動産会社があることを知りました。
私が住んでいる大阪にもその様な不動産会社がないかと調べて、見つけたのが日成開発さんでした。
早速電話してみると、個別の無料相談会があったので相談しに行くことにしました。
日成開発さんも、築年数が古い物件や入居者さんが少しだけ残っていて一般的な不動産会社が扱わないような条件の不動産を専門に取り扱っている会社でしたので、詳しく話を聞いてもらうことができました。
アパートの詳細な情報は前もって準備できていたので、話がスムーズに進みすぐに査定をしていただくことができました。
3日後に査定価格の回答もいただけて、そのまま売却の手続きをしていただきました。
私が日成開発さんを選んだ理由は3つです。
1つ目は、仲介業務で買主を探す訳ではなく、日成開発さんが買主として買い取っていただけることです。
以前仲介業者を通して買い手を探していましたが、なかなか売れず時間だけが過ぎており、これ以上時間をかけたくなかったのです。
その話をすると、日成開発さんは自社での買い取りとなるので、売却できるまでに時間が全くかからないとのことでした。
また、直接の買い取りなので、仲介手数料がかからないことも魅力でした。
あまりお金と時間をかけずに売却したかったので良い選択肢ではないかと思ったのです。
2つ目は、入居者がいる状態でも買い取っていただけたことです。
父のアパートは空室が目立ちますが、入居されている方が少数おられます。
元々解体して更地にしてしまいたいと思っていたのですが、入居者さんに退去してもらう交渉が必要と聞き、諦めていました。
私もほとんど会話さえしたことのない人と交渉なんてできないと思っていたので、そのまま売却しようと考えを改めたのですが、最初に問い合わせをした地元の不動産会社さんは、立ち退き交渉が必要な不動産は面倒なので避けたいようでした。
日成開発さんの話では、法外な立ち退き料を求められたりして立ち退き交渉に失敗してしまうと、手の付けようが無くなってしまうこともあるようです。
その話を聞き、自分で立ち退き交渉しなくてよかったなと思いました。
日成開発さんでは入居者さんがいる状態でも買い取っていただけたので、そのままの状態で何の不安もなく売却することができました。
3つ目の理由ですが、それは相続や税金についても相談に乗っていただけたことです。
私の場合は父が高齢と言うこともあり、近い将来不動産の相続のこともありますし、インターネットで見た生前贈与などについても詳しく知りたいと思っていました。
ただし、自分だけではどの方法が良いのか判断できず、間違って税金が多くなってしまうようなことは避けたかったので、最初の相談の時に聞いてみたところ、担当の方が詳しく説明してくれたのです。
□売却後のメッセージ
親が大切に経営してきたアパートでしたが、築年数も古く、入居率も悪い状態が続いていたため、将来相続する事を考えると、何か手を打たないといけないとダメだと思っていました。
父と相談して売却する事を決め、仲介業者に依頼した時はなかなか買主が見つからずにどうしようかと思っていましたが、日成開発さんに直接買い取っていただくことで、スムーズに解決できて本当によかったと思います。
『面倒なことを相続させずに済んで良かった』これが売却後に言った父の言葉です。