今回は建物の老朽化により、修繕費がかさむ築古ハイツの売却事例のご紹介です。
□クレームが続く、老朽ハイツ…
*ご相談者様の状況
ご相談者様:50代男性
ご家族:奥さま、社会人の息子さんとの4人暮らしです。
ご相談内容:
今回は「トラブルでクレームが絶えない築古ハイツ」についてのご相談です。
ご相談者様が相続されたのは、ご自宅から車で2時間ほどの距離にある、6部屋のハイツです。
もともとは、ご両親が不動産投資目的で購入された建物です。
当初から気になっていた建物の痛みが顕著になったのは、築40年を過ぎた頃からです。
「雨漏りしてる」
「お湯が出ない」
このようなクレームがご相談者様のもとに頻繁に寄せられ、修繕費がかさみ始めました。
ご相談者様は車で2時間の距離にあるハイツの管理を、億劫に感じ始めたそうです。
さらには、ご相談者様の頭を悩ませていたのは「入居率の低下」です。
数年前までは空室が出てもすぐに次の入居者さんが決まっていましたが、建物の老朽化が目立つようになってから、ここ1年は半分の3部屋がずっと空いたままの状態でした。
また、二人のお子さんの相続意思も、ご相談者様の「売却」への気持ちを後押ししました。
ご相談者様は当然、お子さん方に相続しようと思っていましたが、お子さん方は口を揃えて「相続したくない」「売却して欲しい」とご相談者様に伝えたのです。
ご相談者様はショックを受けましたが、お子さんの方が現況を理解していると感じたそうです。
お子さん方が相続を希望しない理由の一つに、「台風被害」がありました。
昨今の日本においては、各地で台風被害が顕著となっています。
ご相談者様は台風のニュースを見ても、今まではどこか他人事として捉えていましたが、ハイツの老朽化を考慮すると、急に怖くなってきたそうです。
いつご相談者様の居住地域で台風が発生するかは分かりません。
ご相談者様は、できるだけ早く「売却」したいという気持ちが強くなりました。
□災害による建物の損壊保障
日本においては、賃貸人である大家が「賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う」ことが民法第606条により定められています。
これは、地震や津波、台風などが発生した場合も適用されます。
火災や自然災害により、賃貸物件の建物や設備に損傷が生じても、建物全部が損壊しない限り、賃貸借契約は継続されます。
しかし、その場合、建物を修繕しなければ住み続けることは困難です。
そして修繕費は、所有者である大家が全額負担することになります。
それだけでなく、災害時における入居者さんのケガ・家財の破損なども、賠償請求の対象となりえます。
例えば、入居者さんが以前から修理を依頼していた窓ガラスを、大家さんが放置していた結果、大雨で入居者さんの持ち物が濡れて破損してしまった場合などが対象となります。
ハイツを「売却」すると決めたご相談者様は、早急に売却できる方法を探し始めました。
しかし、ご相談者様のハイツの買い手は、なかなか見つかりませんでした。
ハイツに限らず築古不動産を売却する場合、まずは不動産会社に仲介を依頼する方が多いです。
しかし数年かかっても売れないことも多く、そのためリフォームして物件の魅力を上げ、早急に売却しようと考える方が多い現状があります。
ご相談者様には、そのリフォーム費用の調達手段がありませんでした。
さらに、ご相談者様のハイツは築40年の築古物件のため、融資がつきにくい状態でした。
そのため、せっかく購入希望者が現れても、売却に結びつかなかったのです。
八方ふさがりとなったご相談者様が、インターネットで発見したのが、当社のブログです。
そこには、ご相談者様と同じような築古のハイツを売却した事例がありました。
ご相談者様はこの時初めて、築古物件専門の業者がいることを知ったそうです。
一筋の光を見出したご相談者様は、すぐ弊社にお問い合わせくださいました。
当社はどんな築古不動産でも取り扱うことができる、築古物件の専門業者です。
ご相談者様のような入居者付きの築古ハイツでも、問題なくお話を進められます。
できるだけ早急な売却をご希望だったご相談者様ですが、本当に売却できたことはもとより、その手続きの早さにも驚いていらっしゃいました。
なんとご相談を頂いてから約10日間で、手続きを完了させることができたのです!
「これで、息子達に迷惑をかけなくて済む」
「終活が大きく前進した気分だ」
ご相談者様は大変安心したご様子で、このようにおっしゃっていました。
今後はお子さん方も独立し、奥様と2人の生活を楽しみに過ごすとのことです。
ご相談者様のように、築年数が古いため、なかなか買い手のつかない築古不動産をお持ちの方は、ぜひ弊社にご相談ください。
ご相談や査定はすぐに対応でき、売却をご希望の場合は、スピード買い取りが可能です。
築古不動産のご相談や査定、ご売却のご依頼は随時受け付けております。
ぜひ一度、お気軽に日成開発までお問い合わせください。