今回は管理が辛くなったにも関わらず、物件を売却できず八方塞がりになって相談に来られた事例をご紹介します。
□車で3時間の管理が苦しい……
* ご相談者様の状況
ご相談者様:60代男性
ご家族:お子さんは自立し、奥様と2人暮らしをしておられます。
ご相談内容:
今回は「遠方にあり、管理が辛くなってきた築50年の古ビル」についてのご相談です。
資金形成のために購入していた古いビル。
当時住んでいた家の近くの物件を購入しましたが、定年を迎えたタイミングで都会を離れ、田舎のゆったりした場所へ引っ越しをすることに決めたそうです。
引っ越し先から物件へは、車で約3時間。
客観的にはかなり遠いと感じますが、ご相談者様はこれまでの管理の経験則から「まあ、なんとかなるだろう」と、軽い気持ちでいたと言います。
それまで、物件の管理といっても時間と手間がかかるようなことはなかったため、無理ではないと踏んでいたのです。
しかし、引っ越しをした1ヶ月後に、運悪く物件でトラブルがあったそうです。
そのトラブルの対処のため、1ヶ月に何回も対応しなくてはならなくなりました。
なぜかそのタイミングからトラブルが増えてしまい、予想していたよりも何回もトラブル処理のために車で3時間の移動をしなくてはならなくなりました。
「これでは、なんのために引っ越したのかわからない……」とストレスを強く感じるようになり、管理会社に依頼しようかとも思ったそうですが、家賃収入が少なく管理手数料を引かれると収益はかなり少なくなります。
これでは何のために物件を保有しているのかわかりません。
「これはもう、売るしかない」と考えたご相談者様は、買い取り業者を3件回ったそうですが、築年数が古すぎることと、現状の家賃収入が少ない事を理由に、すべて断られてしまったそうです。
仕方なく仲介業者にお願いしたものの、希望者は現れず、内覧希望者すら現れない。
そうして半年と時間が過ぎていき、その間にも車での3時間の移動は続いたそうです。
他の不動産業者にも何度か相談したそうですが、どこでも結果は同じでした。
こうして心が疲弊していき、どうしていいかわからなくなっていたとき、話を聞いたお子さんがネットで検索し、「古い物件を専門にしている不動産がある」と教えてもらい、相談にいらしたとのことでした。
□八方塞がりに
今回のケースでは、「管理が難しくなったにも関わらず、管理も頼めず売却もできない、八方塞がりの状態」になっています。
物件を買ったタイミングでは未来の引っ越しを予測できないので、遠方に引っ越したことは不可抗力。
定年という節目のタイミングで、ゆったりとした環境に身を置きたいという気持ちは、誰もが持つものではないでしょうか。
しかし、やはり車で3時間というのは、管理するには遠過ぎます。
一般的には引っ越し時点で売却するか、管理会社に依頼することになるでしょう。
しかし、ご相談者様のように管理費を支払うと利益がかなり少なくなってしまう状況では、物件を持っている意味がまったくありません。
この場合は売却することが最善になりますが、ご相談者様の物件は築50年のビル。
ご相談者様も経験したように、ほとんどの業者は納得のいく返答は期待できません。
築50年を超えるような古い物件を利益にするためにはノウハウが必要で、扱いにくい物件です。
そのため、このような物件を好んで買い取る業者が少ないことは仕方のないことなのです。
弊社は築古物件を専門に扱っているため、築50年のビルであっても取り扱うことができます。
しかしご相談者様はインターネットをほとんど使わないため、弊社を見つけることが難しかったようです。
ご相談者様はお子さんが代わりに検索したため見つけることができましたが、インターネットを使わないとなかなか築古物件専門の業者があることは知らないでしょう。
このように、自分たちが得意でないことをサポートしてくれる方が周囲にいることも大事なことです。
今回は、ご相談内容からすると他の選択肢が厳しいと判断し、弊社で買い取りをする提案を致しました。
ご相談者様も売却で考えておられたため、すぐに売却の手続きに進むことができました。
3週間程度で手続きが終わって、ご相談者様はようやく車で3時間の移動をする必要がなくなりました。
「やっと、新しい家でゆっくり過ごせる」と胸をなでおろしておられました。
忙しない日常から放たれて、ゆったりとしたセカンドライフを過ごしておられることでしょう。
ご相談者様のように築古物件をお持ちの場合は、ぜひ弊社にご相談ください。
弊社は築古不動産の専門業者です。
築古不動産の相談や査定もすぐに対応可能で、もし売却をお考えになる場合もスピード買い取りいたします。
築古不動産のご相談・査定・ご売却の依頼など随時受け付けておりますので、お気軽に日成開発までお問い合わせください。