今回は老後の資金を確保するために築古テナントビルを売却された方の相談事例を紹介します。

□入居者がいる築古不動産は一般的な不動産会社では取り扱いが難しい！？

＊ご相談者様の状況

ご相談者様：50代会社員
ご家族：
奥様と二人暮らしで、息子さんは大学を卒業されており、すでに独立されています。
ご両親も他界されており、ご夫婦二人でセカンドライフの計画をされています。
ご相談内容：
お父様から相続された築古テナントビルを今後の老後の資金のために売却したいというご相談です。

相続された時はご自宅の近所だったこともあり、小さなテナントビルなので管理会社に依頼することがもったいないと考え、ご夫婦で協力しながら管理することを選ばれたそうです。

入居テナントはお父様の頃から入っている方達で、契約内容などは特に変更されていません。

売却しようとお考えになったきっかけは、息子さんが大学を卒業して独立された時のことです。
息子さんが独立されてからは、ご夫婦二人では自宅が広すぎて引越しを迷われていたそうです。
そこで、「それならば以前から憧れていたカフェを夫婦で開いてのんびりした生活しよう」と決意されたそうです。

しかし、カフェを開くにもまとまった資金が必要です。ご相談者様の退職金を開業資金に充ててしまうと老後の生活が心配です。もちろん、家賃収入が安定して入れば問題はないのですが、ここ数年は空き店舗もなかなか入居者が決まらずに家賃収入は年々確実に減っています。
少しでも老後の資金を確保したいと考え、お父様から相続したテナントビルの売却を検討され始めました。

一方で、カフェを開業する場所の候補は自宅から少し離れた郊外になります。せっかくお父様が残してくれたテナントビルなので、管理会社に依頼してこのまま所有する選択肢も考えたそうですが、築年数の経ったテナントビルは今後どのような出費が必要になるのかわかりません。それを考えると今のうちに売却して老後資金を確保していたほうが良いという判断に至ったそうです。

そこで、まずはCMでおなじみの誰でも知っている駅前の不動産会社に売却の相談をされました。
ご相談者様は相場を知りたいとのことだったのですが、その不動産会社では明確な価格相場が把握できなかったそうです。

というのも、ご相談者様が所有していたのは築50年のテナントビルで、築年数が古すぎると類似する事例を探すことが難しいのです。
登録している不動産会社が使用できる「レインズ」という物件情報サイトがあるのですが、築古不動産の場合は見つけることが難しいのです。
新築や築浅物件をメインに取り扱っている一般的な不動産会社では、築古不動産の価格相場を割り出すノウハウや専門知識が少ないために取り扱いができないこともあります。
今回のご相談者様もご近所の不動産会社では査定を断られたそうです。

築古不動産でも仲介での売却を対応してもらえる不動産会社もあります。
ただ、築古不動産の場合、そもそもの需要が少ないため、新築や築浅物件のように売却できるとは限りません。
ずっと売れ残ってしまうこともあります。
その場合、築古不動産だと売却に時間がかかり、価格自体を大幅に減額することとなったり、その間の修繕のリスクが伴います。
売却当初は修繕する必要がなくても、売却期間中に地震や台風があって損壊した場合、引き渡しまではご相談者様の管理責任が伴います。
そのため、修繕費用を支払うと売却金があまり残らないということもあります。

近隣の不動産会社では頼りにならず、ご友人や知人の方に相談されて当社日成開発を知っていただきました。

□「無事にカフェの計画を進められそうで良かったです。」

不動産会社にも得意分野と不得意な分野があります。
ご相談者様が最初に相談された不動産会社では、新築や築浅などの収益化しやすい不動産の取り扱いが得意な企業です。
ただ、収益化しやすい不動産をメインに取り扱っている不動産会社の場合、今回のような築古不動産の取り扱いが不得意な分野であることが多いのです。
大手の不動産会社で築古不動産の査定依頼を受けてくれる場合もあります。
実はそのような場合、当社のような築古不動産を専門的に扱う業者に査定の相談が回ってくることが実態なのです。
又、そのような場合には、実際に売却が決まったとしても仲介手数料が必要となります。

当社は築古不動産を専門的に取り扱う企業ですので、あらゆる築古不動産を対応することが可能です。
直接、ご相談いただいた方は仲介手数料もかかりませんし、より多くのお金を手元に残していただけます。

ご相談者様の場合も、当社では類似物件を取り扱った経験がありましたので、無料で物件調査を行い、買い取りの手続きをさせていただきました。

ご相談者様からも

「売却できなかった時はどうしようかと思っていましたが、無事に売却することができてよかったです。これでカフェの計画を安心して進められそうです。本当にありがとうございました。」

とおっしゃっていただきました。

築古不動産の売却をお考えの場合は、まずお持ちの物件が現在どういう状況なのかを把握していただくことが大切です。
現状を把握することで、その後の適切な行動を取っていただきたいのです。
当社では無料で相談可能な「コンシェルジュサービス」を開始しました。
お持ちの不動産にお悩みの方は、そのお悩みも含めて解決のサポートをさせていただきます。
築古不動産の売却をお考えの方は、㈱日成開発までお気軽にご相談ください。