両親が所有していた築年数の古いアパートを「相続した後に売った方が良いのか?」、それとも「相続する前に売った方が良いのか?」とお困りの方はおられませんか?

そもそも相続前後での違いについて知識がなければ、どちらを選べば良いのか判断しづらい問題です。
そこで今回は、両親が築年数の古いアパートを所有していた場合、相続の前と後のどちらで売却した方が良いのかを解説します。

□アパートの相続に必要なこと

まずアパートの売却を相続する前か後か選択するために、そもそもの不動産相続に関する流れや注意点について解説します。

不動産を相続する場合にまず必要となるのは、「不動産の相続登記をすること」です。
法務局にある登記簿に「どこにあって、そしてどれくらいの広さで、誰が持っている」という情報を更新しなければなりません。

ただ、この不動産の名義変更は任意であり、特に期限も設けられていませんが、トラブルの原因にもなりますので、更新いただいた方が得策です。

この他注意点として、相続した不動産に対する管理者責任を負うことが挙げられます。

要は、相続した不動産が原因で他の人への損害(例:建物倒壊によるケガなど)にならないように管理しておかなければいけないということです。

次に、相続した際は相続税の支払いがあります。
自分の不動産の価値や基礎控除額などを調べて比較してみてください。

□アパートの売却に必要なこと

続いてアパートの売却に関する手続きの流れや注意点について解説します。
アパートを売るからには、損はしたくないですよね。
そのためにまずは自分の所有している不動産と同じ条件の物件がどれくらいの価格で売れているのか、相場を確認します。
ただ、築古の物件、アパートなど条件が特殊であると同じような条件の物件の相場を調べるのは一般の方では難しいです。

不動産会社が利用している「レインズ」という不動産物件情報が掲載されているネットワークシステムにも載っていない場合があります。

このように所有している不動産価値を知るためにも、同じ不動産会社でも築古不動産やボロアパートを専門に取り扱っている不動産会社にご相談ください。

当社は築古不動産やボロアパート 、長屋などを専門に取り扱っているためサポート可能です。

□不動産を相続前に売却するメリット

それではこれまでお伝えした相続と不動産売却をもとに具体的なメリット、デメリットをお話しします。

不動産を相続前に売却するメリットとしては、相続人同士で起こる遺産分割に関するトラブルを防げることです。

現金であれば、金額を定められた割合で分割するだけですが、不動産の場合だと誰が相続するのかなど分割方法でもめるケースがよくあります。

また、築年数が古い場合や老朽化が進んでいるアパートだと、時間がかかるにつれてどんどん価値が下がっていきます。

そういった意味では現段階の価値で、且つある程度まとまった現金が手に入るのもメリットの一つです。

□不動産を相続後に売却するメリット

一方不動産を相続後に売却するメリットとしては、相続税が軽減される可能性があるということです。

不動産の方が相続税が軽減される理由は、現金と不動産では相続税評価額の決まり方が違うからです。

この相続税評価額は、相続税や贈与税の金額を計算するときの基準となる課税対象の価格です。

これが現金と不動産では異なります。

現金であればその金額がそのまま相続税評価額になり、土地では基本的に路線価、建物では固定資産税評価額によって相続税評価額が決まります。

この点に関しては、実際の不動産の価値に基づいてお調べした方が良いため、当社のような専門業者にご相談ください。

□売却前にまずは不動産の価値を知ろう

結論、不動産を相続前に売却することと、相続後に売却することのどちらのパターンでもメリットがあります。

ただ、その得られるメリットの大きさは所有している不動産の価値によって変わります。

今回焦点となる古いアパートであれば、築年数によって大きく価値が変わり、築年数が40年、50年を超えていると老朽化によって修繕しなければいけない可能性があります。

例えば、もし相続後まで売却を待っていた場合、相続後までに経過した時間分価値が下がっていたり、修繕に費用がかかってしまうかもしれません。

そうならないために、できるだけ早く所有している不動産の価値や現状を知っていただくことが大切です。

今の不動産価値(値段)は、査定を依頼していただくことで確認できます。

当社は今回取り上げたような築年数の古いアパートやボロアパート、長屋、底地など一般的な不動産会社では扱いが難しい不動産を専門的に取り扱っています。

そのため、お持ちの不動産に合わせて今売却した方が良いのか、今後起こりうるリスクの可能性などサポート可能です。

大阪の地域で築年数が古いアパートなど「この不動産はどうすればいいのだろう?」とお困りの方はぜひ当社までご相談ください。

築古不動産の売却のご相談は…

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