今回はあまりに古くて人が寄り付かなくなり、収益にまったくならなくなった築63年の文化アパートを売却した相談事例をご紹介します。
□人が寄り付かない
＊ ご相談者様の状況
ご相談者様：60代男性
ご家族：奥様と2人暮らしをされています。
ご相談内容：
今回はあまりに古くて人が寄り付かなくなり、収益にまったくならなくなった築63年の文化アパートについてのご相談です。
この文化アパートはご相談者様が昔、資金に余裕があったため、仕事のお付き合いで購入されたものだそうです。
当時からすでにとても古い物件だったため、かなり安く購入できたそうです。
文化アパートは築古で設備も古かったので、当時から入居者さんはなかなか入りにくかったそうです。
ただ、その分家賃は安く、立地もよいため、空室はところどころ見られるものの収益にはなっていたのだそうです。
しかし、やはり老朽化も進んでおり、修繕費用などは度々かかっていたため、そこまで大きな利益にはなっていませんでした。
しかしさすがに築63年にもなってくると、あまりに古めかしい外観のせいで入居者さんに限らず、人が不気味がって寄り付かなくなっていったそうです。
当然、入居者さんも入らなくなっていきました。明らかに耐震性に不安があるということや、清潔感がないという印象を持たれていたようです。
人が入らないため、修繕費用や固定資産税などによって収益はほとんどなくなってしまったそうです。
元々安く取得したものなので投資分は回収できているそうですが、さすがにこのまま所持していても修繕の費用や手間、固定資産税がかかるだけになってしまうため、売却できないかを検討し始めたのだそうです。
しかし、どの不動産業者に相談しても、気持ちよく取り合ってもらえなかったそうです。
築63年の収益物件に快く査定を出してくれる業者はおらず、さすがにここまで古い収益物件では、売却は無理なのだと諦めたご相談者様は、売却はできなくとも処分する方法はないかを探し始められたそうです。
そんなとき、偶然弊社の文化住宅の売却相談の記事をご覧になり、「もしかすると売却できるかもしれない」と思い、当社にご相談に来られたとのことです。
□収益になっていなくても売却はできる
当社では築63年の収益物件は珍しいケースではありません。
しかし、よくここまで収益になっていたなと、感心はします。
物件を探す入居者は、「築30年以内までしか無理」「築浅がいい」というように、あまり築古物件を好まない傾向があります。
築63年で入居者さんがちょくちょくいたくらいですから、家賃や立地などの条件は非常にいいものでした。
しかし、さすがに重なる築年数には勝つことができませんでした。
ただ収益にならなくなったから売却しようと考えても、築63年の収益物件を買い取る業者はごくごく稀です。
手当たり次第に不動産業者に相談するのは、砂漠の中で1粒の砂を探すようなもので、現実的に見つかるとは思えません。
ほとんどの業者は築古の収益物件を苦手とし、経験も収益化する技術も低く、買い取ることができないのです。
このような築古物件を好んで買い取る業者は、当社のような築古物件の専門業者です。
一般的な不動産業者に持っていってもよい結果になりにくいので、築古物件の専門業者に持っていきましょう。
築古物件の専門業者は多くの築50年、60年の物件を多く取り扱っているため、買い取った後に上手く収益化する技術やノウハウを持っています。
そのため、一見買い取ってもどうにもならないような築63年の文化アパートであっても、買い取ることができるのです。
今回ご相談いただいた文化アパートも、ご相談いただいてからすぐに査定をさせていただきました。
確かにコンディションがかなり悪い古い収益物件ではありましたが、当社であれば取り扱い可能と判断し、買い取らせていただくことになりました。
お手続き開始から2週間ほど経ち、この築63年の文化アパートの買い取りを完了することができました。
ご相談者様は処分するのにある程度の費用が必要になると覚悟されていたので、逆にお金をもらえることに驚いていました。
「やっぱり諦めないことが大事だね」と、楽しそうに仰っておりました。
まさにその通りで、お金にできる資産をむざむざお金を支払って処分するのは、もったいないことです。
どこでも買い取ってもらえなかったとしても諦めず、少なくとも当社には一度、ご相談いただければと思います。
いかに古い物件だったとしても、買い取らせていただくよう尽力致します。
築63年の文化アパートのように、築古物件を売却したい方はぜひ当社にご相談ください。
弊社は築古不動産の専門業者です。
築古物件の相談や査定もすぐに対応可能で、もし売却をお考えになる場合もスピード買い取りいたします。
築古物件のご相談・査定・ご売却の依頼など随時受け付けておりますので、お気軽に日成開発までお問い合わせください。
