今回は長屋の売却をご相談いただいた方の一例をご紹介します。
□長屋の売却を考える家主さんの状況
もともとは両親が所有していた長屋は、築50年を超える物件でした。
親族から代々受け継いでいるものらしく、4件連なった長屋なのですが、1件のみ入居者が居るという状態でした。
両親が時々訪れては管理をしていたのですが、4年前に父が亡くなり、まもなく高齢の母が老人ホームに入居することになったのです。
そうして長屋を管理できる人はいなくなり、一人息子の私が管理をする必要が出てきてしまったのです。
私は少し遠方に住んでいて普通のサラリーマンをやっています。
距離のこともありますが、時間的にも長屋を管理・経営する余裕は、全く考えられませんでした。
代々受け継いできた不動産なので多少の心苦しさはありましたが、自分ではどうしようもできないため手放すことを考え始めました。
□家主さんが困っていた点
- 入居者がなかなか決まらず、改善が見込めない
親の代から、長年客付けをお願いしていた不動産屋があります。
少し前までは、たまに内覧に来る人がいたのですが、なかなか契約には至りません。
また、最近では内覧の希望さえ全くと言っていいほど無い状態になってしまいました。
少ない家賃収入と管理の手間などから、売却を急ぎたいと考えるようになっていました。
- 融資がつきにくい
長屋のような木造の古い不動産には融資がつきにくいそうです。
私が売りたい築50年超えの物件の場合、耐用年数も過ぎているような古い建物で、木造ということもあり、金融機関も積極的に融資を行ってくれません。
資金調達の難しさから、購入者にとっても手を出しづらい物件と言えます。
金融機関からの融資がつかないと、購入者は自己資金で買い取るしかありません。
しかし、自己資金で古い物件を買いたいと思う方は極めて少ないと考えられます。
私の売りたい長屋は建物が古いという点で売却がとても難しい状態となっていました。
- 物件自体の需要が少ない
初めは家の近くの不動産会社に相談し、インターネットに掲載したり広告を出してもらって売却先を探すことにしました。
2、3ヶ月すれば購入の応募が1件くらい来るだろうと思っていたのですが、期待していた反応はなく、なかなか買い手が見つかりません。
これは建物が古く、収入も少ないので収益物件としては魅力が全くないと、その不動産会社の人が遠回しに言っていました。
そこで、ネットで見た情報なのですが長屋をリフォームしてから売る方法も考えました。
ただし、リフォームにかけたお金を回収できる金額で長屋が売却できるとは限らないため、リフォーム代金の投資(借金)が増えるだけの可能性があるため、決断できずにいました。
色々考えたうえで、今の状態のまま何も手を付けず、物件を売却できる方法を探そうという結論に至ったのです。
□家主さんが長屋の売却に至った解決方法
不動産仲介業者を通した買い手探しではなかなか売却先が見つからなかったので、毎日のようにインターネット検索で調べていたところ、築年数が古い物件を専門に取り扱う不動産会社の広告を見つけました。
それが「日成開発」だったのです。
私が日成開発を見つけ、「ここだ!」と思った理由は3つあります。
1つ目は、築古不動産専門の買取業者であるため、私が所有している物件を取り扱うノウハウがあることです。
築古物件など一般的な不動産会社では取り扱いが難しい不動産を専門的に取り扱っているので、すぐに査定を行ってもらえ、買い取りまで時間が掛かりませんでした。
私は仕事が忙しく、長屋の売却先探しに長い時間をかけられなかったので、すごく助かりました。
また、売却までの期間が長ければ長いほど、維持費や負担も増えます。
しかし、すぐに買い取りをしてもらえれば、これらの心配をしなくて済みます。
2つ目は、建物が古いこと、修繕が必要なこと、仲介業者を通しても全く買い手が見つからなかった不動産を、現状そのままで買い取りしてもらえることです。
私の長屋は築50年を超えていて、建物が古く入居者が1名だけいる状態だったため、そのような不動産を扱ったことのない他の不動産会社では価格を付けてもらえなかったり、査定自体を断られたりしました。
しかし、日成開発ではそんな古い長屋でも買い取りが可能ということでした。
3つ目に、不動産会社に直接長屋を買い取ってもらえるので、仲介手数料がかからないことと、瑕疵担保責任という売却後に売り手として負わなければいけない責任が免除されるということです。
最初に相談した不動産仲介会社でもし売却できていたとしたら、仲介手数料がかかった上に売却後の責任についても気にしないといけなかったと後々わかりました。
□長屋を売却して解放された気分
長屋を自分で管理しないといけないことを考えると、経験が無いということもあってとても追い詰められた気分でした。
維持・管理するだけでも負担が増えます。
そうなると自分の仕事にも影響してしまいます。
最初は、両親が代々引き継いできた長屋でしたので、売却するのには正直気が引けていました。
しかし、母や妻からの後押し、日成開発という売却先が見つかったことで、売却に踏み切ることができました。
今となっては、長屋を売却して本当に良かったと思っています。
古い物件の売却について悩んでいる方は、ぜひ一度日成開発に相談してみてください。